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Q,他院通院中で、妊娠8週になりますが胎児が現れず、流産と診断され流産手術を提案されました。手術以外に治療法はないのでしょうか?
A,いくつか方法があります。日本では手術(掻把:そうは手術)が主ですね。最近ACOG(アメリカ産婦人科学会)が初期流産に対しての対処法への勧告が出ましたので紹介します。ご覧の様に3種類の対処法が有り、いずれの方法も同等に有効で、ケースバイケースで選択すべきとの事です。
3つの初期流産対応の中2つを具体的に説明します。
①待機療法:これは何もせずに、自然に妊娠物が排出されるのを待つ療法です。
②薬物療法:これは強力に子宮収縮を誘導する薬剤※を膣内に挿入して、妊娠物を排出させる方法です(薬挿入後12時間以内にほとんど排出されます)
※ミゾプロストールという薬で一般に胃薬として処方されている薬です。
この①、②ともに日本では、あまり実施されていません(特に病院では)が、当院では積極的に行っている療法です。
③流産手術に関して本邦で一般的に行われている手術と、ACOGでの手術を図で説明します。当院ではACOGが推奨している吸引法(surgical evacuation)を実施しています。
流産に対する3つの対処のメリット・デメリットをまとめました。流産が確定して、対処法に悩んでいる方は、参考にしてください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
8:45~ 13:30 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ |
16:30~ 19:00 |
Χ | Χ | Χ | Χ | Χ | △ |
休診日…日曜・祝日
◎土曜…8:45~14:00
△土曜…男性不妊外来
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