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Q, 体外受精する際に排卵誘発剤を使った調節卵巣刺激を行うのはなぜですか?
A, 採卵した卵子のおおよそ80%ぐらいが受精します。さらに、受精した卵子(胚)の中で移植(妊娠可能な)胚に発育するのは、その中の35~40%程度で、全体の30%ぐらいです。たとえ良好に発育した胚でも妊娠するのは、その中の約50%、もともとの約15%となりその中の20~30%程度は流産となります。生児出産に至るのは、全体の10%程度となります。つまり1個の卵子で出産に至る確率は約10%にすぎません。
この計算から10個くらいの卵子を得ないと生児を得ることができないということになります。ここで、最近報告された採卵個数が増えれば、生児を得られる可能性が高くなることを示した論文を説明します。最後の図のように3個以下の採卵数での生児獲得を1とし、それと比較すると4-9個では2.4倍10-15個では3.5倍、16個以上では5.6倍に上昇します。つまり今流行の自然周期で1回に1個のみ採卵しての体外受精では、かなり多数回の採卵をしないと生児(赤ちゃん)を得ることが出来ないということになります。
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